![耐圧防爆型の定温式スポット型熱感知器](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/i9cabda9706695d69/version/1550213703/%E8%80%90%E5%9C%A7%E9%98%B2%E7%88%86%E5%9E%8B%E3%81%AE%E5%AE%9A%E6%B8%A9%E5%BC%8F%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88%E5%9E%8B%E7%86%B1%E6%84%9F%E7%9F%A5%E5%99%A8.jpg)
防爆型感知器について
防爆型の役割と原理
![耐圧防爆型光電式スポット型煙感知器](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/i076ae4b05afd0537/version/1495263330/%E8%80%90%E5%9C%A7%E9%98%B2%E7%88%86%E5%9E%8B%E5%85%89%E9%9B%BB%E5%BC%8F%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88%E5%9E%8B%E7%85%99%E6%84%9F%E7%9F%A5%E5%99%A8.jpg)
防爆の方式は2種類あり、その目的と果たす役割が異なります。
- 耐圧防爆型
耐圧防爆型は、内部で電気的な接点が閉じたとき(感知器が作動したとき)などの電気火花によりガスに引火しても、外部へ火炎などを漏らさずに誘爆を防ぐための構造をしています。🚪🔏✨
- 本質安全防爆型
本質安全防爆型は、使用する電流を抑制して、可燃性ガスに引火するほどの電気火花そのものが発生しないようにしたものです。🎇
電流値が異なるため、専用の受信機が必要です。💰
また、最近登場した防爆の煙感知器は、従来の熱感知器だと設置箇所が“8 m以上の高さがある”や“規模が大きく何個も感知器が必要”などの場合にも対応できる製品として話題になりました。
Bの膨張係数の大きい外筒(高膨張金属)が、Aの膨張係数の比較的小さい内部金属板(低膨張金属)より伸びる事で、Cの接点が閉じて火災発報します。
Cの部分が露出していないので、接点閉鎖時のスパークなどによる電気火花が可燃性のガスに引火するというリスクがありません。
防爆型感知器の設置基準
防爆型の感知器は、危険物の規制に関する政令 第24条〔通則〕第1項 第13号にて規定されている ❝可燃性のガスが漏れ、もしくは滞留するおそれのある場所または可燃性の微粉が著しく浮遊するおそれのある場所❞ に設置します。
この ❝可燃性のガスが漏れ、もしくは滞留するおそれのある場所または可燃性の微粉が著しく浮遊するおそれのある場所❞ では ❝電気器具は完全に接続する❞ ことが規定されており、その条件を満たすのが防爆型の機器になります。
防爆型感知器の点検方法
機器と準備
![“防爆” の試験機](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=310x10000:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/ib441433c0c61b48f/version/1480406177/%E9%98%B2%E7%88%86-%E3%81%AE%E8%A9%A6%E9%A8%93%E6%A9%9F.jpg)
![ポット](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=310x10000:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/icf857da6fc737b2d/version/1480406206/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88.jpg)
![“防爆”の下](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=310x10000:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/i739625a9771dc8df/version/1480406250/%E9%98%B2%E7%88%86-%E3%81%AE%E4%B8%8B.jpg)
加熱試験の模様
![棒を試験機に…](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=310x10000:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/ib2745f352c29571f/version/1480406297/%E6%A3%92%E3%82%92%E8%A9%A6%E9%A8%93%E6%A9%9F%E3%81%AB.jpg)
![完全に入った](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=310x10000:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/i7c5e13ecb1025dc6/version/1480406336/%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%81%A3%E3%81%9F.jpg)
![ゆっくりと抜きます](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=310x10000:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/i8ee1bbc8ab525b01/version/1480406376/%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%A8%E6%8A%9C%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99.jpg)
【余談】防爆型感知器の点検から連想されるもの
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x10000:format=png/path/saedceb5af74caefd/image/i6fa5ee0fd5e5818b/version/1518842425/image.png)
以上が“防爆”の感知器を点検する簡単な流れになりますが、何かこう…神秘的なものを感じませんでしたか?(´-`).。oO✨
上記の点検の様子とは、まったく全然関係ないのですが、なぜか北海道大学水産学部出身の友人の話を思い出しました…。🗾
彼は大学で、魚の “アンコウ” の交尾の研究をしていました。🐡♡🐡
その中でも、“チョウチンアンコウの交尾” について研究していた話が印象的でした。💡🗽
その内容の一部を、許可を得てここに記させていただきます。📚
チョウチンアンコウについて
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x10000:format=png/path/saedceb5af74caefd/image/i3a2436478d329173/version/1518842601/image.png)
彼は、交尾の研究を “崇拝” し、その動物の神秘を語り説いてくれました。👏👼✨
友人は様々なアンコウの交尾について研究していたようです。🐡
そのうち一種類のチョウチンアンコウの交尾について、話してくれた内容を記載します。…
✍(´-`).。oO(友人が研究していたアンコウは、、深海に住む種類の話でした…。。📚)
チョウチンアンコウの交尾
![チョウチンアンコウ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/saedceb5af74caefd/image/ifc77b6abf3139f64/version/1495263897/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%A6.jpg)
深海は暗黒の世界で、オスとメスが普通に出会うこと自体が非常に低い確率のようです。💔
そのチョウチンアンコウのメスが1.2mくらいの大きさがあるらしいのですが、それに比べてオスが5cm弱くらいの大きさしかならないそうです。
💡(´-`).。oO (i ケダ君情報提供ありがとう!)
オスは大人になると、メスを見つけるために深海をひたすら泳ぎ続けます。🌊🐟
参考:やひログ!
オスの運命に全米が涙
![メスはオスの約13.3倍](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/saedceb5af74caefd/image/i0796a44e320618e4/version/1495264450/%E3%83%A1%E3%82%B9%E3%81%AF%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%B4%8413-3%E5%80%8D.jpg)
参考:はてなダイアリー
そして、メスを見つけることができたとき、オスはメスの体に噛みついて離れなくなるようです。🎣
その時、なんと噛みついたオスは、徐々にメスに取り込まれて融合していくらしいのです…。
その間、オスは徐々に自我を失っていくらしいのです!(;´Д`)☠💦
その後、やがてオスは脳みそも、心臓もなくなって、ただそこからメスに対して精子を流すだけの器官と化すみたいです。……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル💔
アンコウ界を震撼させた出来事
![オニアンコウは実際に発光](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=480x10000:format=jpg/path/saedceb5af74caefd/image/i2d637a2870e27087/version/1518843680/%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%81%AF%E5%AE%9F%E9%9A%9B%E3%81%AB%E7%99%BA%E5%85%89.jpg)
さらに、友人が研究していた際に “アンコウ界” を震撼させた出来事があったというのです。🐟❕
それは、ランダムにメスの身体に噛みつき、徐々に自我を無くしていくオスの噛みついた場所が‥‥
‥‥チョウチンアンコウの “チョウチン” の部分であったそうです。笑 |д゚)!!
これを発見した “アンコウ界” のチョウチンアンコウのオタクたちは騒ぎまくったようです。\(゜ロ\)(/ロ゜)/✨
参考:grape
もう一人の友人が一言ツッコミ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x10000:format=png/path/saedceb5af74caefd/image/i2559e3f886a31db0/version/1518843837/image.png)
また、友人はアンコウ界では有名なようでした。🐡❕
学会などで『○○さんですよね?論文読みました!』などという出来事があり、『アンコウ界にオレを知らない者はいない』と言っていました。📚(´・ω・`)
これを一緒に聞いていた別の友人が一言。💡
🌎(´-`).。oO(いや、“アンコウ界” ってなんやねん‥。。)
まとめ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=180x10000:format=png/path/saedceb5af74caefd/image/i35be997336265c5f/version/1518843230/image.png)
・ 防爆の方式は2種類あり、その目的と果たす役割が異なる。
・ 防爆の点検は、お湯を入れた点検器具に、防爆型感知器の鉄の棒を入れるという “神秘的な” 方法である。
・ アンコウの交尾を研究していた友人も、神秘的だと何度も口にしていたため、記事にしました。
謝辞
北海道大学水産学部の大学院で研究をしていた、元同期の i ケダ君に実際に査読していただき、表現の言い回しや詳細を指導いただきました。
ここで感謝の意を述べさせていただきます、ありがとう。|д゚)🐡
好きな事を研究できるって、素敵ですね!!(・ω・)ノ🎀✨
そして、好きな事を楽しんでやっている人の話は面白い ❕❕
コメントをお書きください
tmhr (火曜日, 05 6月 2018 15:41)
自我を奪われていくオス・・・
人間界でも同じようなことが起きてますね。結婚して、子供ができて、自我を忘れて働くだけのお父さん・・・にはなりたくねえです。
・・・いや気付いたらアンコウに話引っぱられてるー。
そうでしたか。感知器も接点やからそりゃ防爆ありますよね。
いつも勉強になります。
管理人 (金曜日, 01 2月 2019 12:24)
>tmhrさん
いつもありがとうございます!!
我々はアンコウではないですから、自我を持ち続けていたいですね!笑
今後ともよろしくお願いいたします。\(^o^)/